先日「そもそもジンギスカンとは何をさすのか?ジンギスカンの定義とは?」で、ジンギスカンって定義があいまいで、羊肉を焼く料理をジンギスカンと言う場合がある!とお話ししましたが、では、ジンギスカンくくりで、羊を焼く料理法にどのような物があるのかをまとめてみました。ちょっとした豆知識です。
●網からジンギスカン鍋まで。幅広いジンギスカンの定義。
まず有名なところはこちら。ジンギスカン鍋です。こちらも穴なしと穴ありがあります。
穴なしは、滴った脂を利用し、溝にたまった脂で野菜に肉のうまみを付けたり、揚げ焼的な調理法が可能。穴有は溶けた脂が穴より落ちてそれが焼ける香りや、炭の香りなどを肉につけることが可能で、網焼きとジンギスカン鍋の中間のようなジンギスカン鍋。
また、このタイプはアルミ製の使い捨てタイプがあったり、岩手県遠野市では、ブリキのバケツに固形燃料を入れた物を利用したバケツジンギスカンがあったりと地域による特徴があったりもします。
そして、その他も色々。
ご家庭で味付ジンギスカンなどを食べる場合によく使うのがホットプレート。
また、フライパンで作っちゃう場合もあります。そして、最近よく見るようになってきたのが網焼きです。余分な脂が落ちる事から首都圏中心に広がっています。ガスの場合と炭火の場合があります。
そして変わり種ですと石焼。溶岩プレートなどを使う場合なども。面白い例ですと、水晶プレートを使ったりするようです。その他、羊の串焼きをジンギスカンと言う場合など特殊例もありますが、それまで話し始めると、えらいことになるので割愛させていただきました。
前回の、ジンギスカンの定義の補足的な感じですが、ジンギスカンの定義も色々、調理法も色々。この、自由さがジンギスカンの良さだと私は思います。
この記事を書いた人
ラムバサダー 菊池 一弘
羊肉の消費者団体、羊齧協会創業者にして主席(代表)。
羊肉料理を素人がおいしく楽しく食べられる環境作りを行うべく、多種多様な羊肉普及のためのイベントを行う。
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