日本ではまだ珍しい「モダン・オーストラリア料理」。世界ではすでに受け入れられている料理のジャンルで、世界の美食家から注目される料理の一つにまで成長しています。では、モダン・オーストラリア料理とは何でしょうか?
ざっくりまとめると「定型がない、自由な料理」です。多くの民族や文化が溶け合うオーストラリアでは、シェフたちが自由に世界中の文化をとりいれて料理を作ります。素材は南は赤道から、北はタスマニア島に至る広大な大陸であるオーストラリアの食材やスパイスが用いられ、さらに先住民のスパイスや技法が料理に独自性をプラスします。
▲オーストラリアは日本人が想像できないほど食材が豊富。
この、特徴的で自由で独創的な料理が「モダン・オーストラリア料理」なのです。さらに再定義すると「オーストラリアの食材と世界中の食文化と先住民族の知恵を生かした料理」と言えるでしょう。
これだけだと、わかりにくいと思いますが、私の体験上、とにかく独創的な料理でして、メルボルンで頂いた時は、メインディッシュのラムの一皿に味噌が使われていたり、前菜の味付けの隠し味が醤油だったりと、型にこだわらず、シェフたちが自由自在に自分たちの旨い!を追及している料理でもあります。
こちらのIronbark Grill&Bar(アイアンバーク グリル&バー)は、日本では珍しいモダン・オーストラリア料理のお店。テーブルクロスを敷かないカジュアルで親しみやすい内装と、オーストラリア直送の厳選素材を使った料理と、銀座のメインストリートを眺めることが出来る立地が魅力的なお店です。お店は広くセクションごとの特徴があり、そこがまた楽しいのでちょっと細かく解説。
・銀座中央通りに面した開放的な「ダイニング」
・隠れ家的な利用が出来る「プライベートルーム」
・珍しいオーストラリア産のジンやウィスキー等を揃えた、大理石カウンターが大人時間を演出する「バー」
・大きなソファーが心地よい大人時間を楽しめる「ラウンジ」
以前お伺いしたときはダイニングで銀座の街を眺めながら食事を頂き、食後の珈琲をラウンジでゆっくり頂きました。本当に居心地がよいお店で、ついつい長居をしてしまいました。色々な楽しみ方ができるお店です。
▲銀座中央通りに面した大きなガラス窓からの光が差し込む開放的なダイニング。着席する位置で毎回違った雰囲気が楽しめます。
▲スタイリッシュな入口からは、大理石カウンターのバーと奥のラウンジが見えます。
モダン・オーストラリア料理ですので、もちろん使う羊肉はすべて「オージー・ラム」。ロースト、煮込み、スペアリブ、串焼きなどオーストラリアの肉の代名詞である「ラム」をより魅力的により身近で美味しく楽しんで頂くため豊富なメニューが用意されており、その中でも「トップパドックラム」と言うブランドのラム肉を使用しており、香り高く濃厚な甘みを感じるラムを楽しめるとの事。そして、自慢の料理は「ラムラックのロースト」シンプルゆえに肉の味や焼き方の技術やソースとの相性が思いっきり出る料理です。
▲ラムラックのロースト
※今回のソースはババガヌーシュ(焼きナスのソース)。色は黒いですが、クリーミーで甘みもあるソースがラムの香ばしさや華やかな香りをより一層引き立てます。
お酒もオーストラリア産にこだわり、世界的にファンが多いオーストラリア産ワインだけでなく、オーストラリア産のビールや、オーストラリア産のジンを使ったフレッシュフルーツカクテルなど、お酒でもオーストラリアを満喫することが出来ます。
ここまで説明してくると「モダン・オーストラリア料理」皆様気になってきたのではないでしょうか?気になりますよね?
オージー・ラムとともに、世界の美食家をうならせるモダン・オーストラリア料理をお楽しみくださいませ。なかなかできない面白い食体験ができると思いますよ。
【店舗詳細】
●店舗名:Ironbark Grill&Bar(アイアンバーク グリル&バー)
●TEL:03-6264-5402
●料理ジャンル:モダン・オーストラリア
●住所:〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX6F
●営業時間:新型コロナウイルスのまん延防止のため、営業日や時間が変更になっている可能性がありますので、お店にご確認の上ご訪問くださいませ。
●定休日:不定休※ビルの休館日等に準ずる
●座席数:75席(ダイニング52席・カウンター10席・ラウンジ22席)
●禁煙席有無:全席禁煙
●開店年月日:2018年10月2日(店名変更・リニューアルオープン)
●URL:HP、Instagram、Facebook、Twitter
この記事を書いた人
ラムバサダー 菊池 一弘
羊肉の消費者団体、羊齧協会創業者にして主席(代表)。
羊肉料理を素人がおいしく楽しく食べられる環境作りを行うべく、多種多様な羊肉普及のためのイベントを行う。
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