今回は、オーストラリア産のマトンを使ったソーセージのご紹介です。
生産者の松岡さんは海外で育ち、多くの地域を旅行しているうちに、「羊飼い」という生き方と、その羊飼いたちを支えている文化や風土に惹かれて羊飼いになった異色の経歴の持ち主です。松岡さんの運営されている会社の使命は「大陸の羊肉文化をありのままで輸入して国内で普及する事業」。羊好きにとっては、聞くだけでワクワクしてくる事業内容ですよね。
この事業内容から生まれたのが今回ご紹介するソーセージ。このソーセージには、羊飼いや文化などへの熱い思いがぎっしりと詰まっています。ブランドコンセプトも「羊飼いであれば、羊をこう扱う」。そのコンセプトより生まれたのが「羊肉100%・無塩せき(発色材や保存料を使用しない)」のソーセージ。簡単なようでこのコンセプトは難しく、保存料などを入れないと賞味期限が短くなるし、他の畜種や化学調味料などを使わないと味をまとめるのが難しい。そのような困難を試行錯誤の末乗り越え、完成させたのがこのソーセージです。
▲パリッと焼いて、いただきます!
味わいを一言で表すと「シンプルで素朴だけど羊の旨さが引き出されている」。余計な物が入っていない「羊100%」。だからこそ、ごまかしがきかずに難しい。そしてシンプルだからこそ羊の味がしっかりする「うまいソーセージ」になります。もともと、海外では羊肉にはハーブとスパイスをあわせる場合がほとんど。それだけスパイスやハーブと羊の相性は良いのですが、生かすも殺すも配合次第。このソーセージはスパイスやハーブの独特の風味や香りと、羊肉の独特の風味と香りが混ざり合い、ベストのバランスで仕上がっています。羊好きも満足できますし、あまり羊が得意じゃない人も「あ、これは美味しい」と食べられます(著者経験談)。
▲3種類の味が楽しめる羊飼いソーセージ(アソート)
松岡さん曰く「羊肉とスパイスはそれぞれ味と香りを待ち、両者が混ざり合ったときに一体化し、第三の香りが生まれます。それら三つが綺麗に合わさることで、羊肉料理でしか味わうことのできない味と香りに昇華されます。」との事。まさに、三位一体のソーセージです。
このソーセージを作る為に、松岡さんが行きついたお肉がオーストラリア産のマトン。オーストラリア産のマトンは味と香りがしっかりとしていて、香辛料との相性良い。そして、安定した品質と供給が選択のポイントだったとの事でした。
種類は三種類。まずはオリジナル。羊飼いソーセージの定番商品です。沢山のスパイスが入っていますが、バランスよいブレンドですので 羊のシンプルな味わいが引き立ち、食べやすいソーセージになっています。そして、「メルゲーズ」。羊肉ソーセージの代名詞でしょう。北アフリカでは800年以上も前から食べられている歴史あるソーセージです。最後に、ギリシャをイメージしたハーブの香りがたまらない「ハーブ」。レモンを絞って食べても美味しいです。
ここまでくると「食べてみたい!」と皆さん思いますよね。下記、販売先になりますので、ご興味ある方は是非。百聞は一見に如かず。松岡さんの羊愛を是非舌で感じてくださいませ。
▲都内中心に13箇所で販売中。オンラインでも販売しています。
[羊飼いソーセージを購入できる場所]
・紀ノ国屋
一部店舗
・なみかた羊肉店様オンラインストア
https://www.umai.co.jp/nikuya/products/list.php?category_id=333
【会社情報】
●会社名:株式会社羊飼い松岡
●TEL:080-9975-0588
●商品ジャンル:加工食品
●住所:〒381-2423 長野県長野市信州新町日原西1591
●営業時間:9:00~17:00
●定休日:土日・祝祭日
●開業年月:2017年3月
●URL:ウェブサイト、Facebook、Instagram
この記事を書いた人
ラムバサダー特派員
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